観測ロケットMomo2を用いた音波実験

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 身近に様々な音が溢れ、音の技術は生活の中で活用されていますが、意外にも地球上空の大気中を音波が伝わる様子はまだよくわかっていません。私たちは、インターステラテクノロジズ株式会社(IST)が開発している観測ロケットMomo2号機に独自開発したインフラサウンドセンサー(超低周波音マイク)を搭載し、上空での音波実験を行うことにしました。Momoロケットでは初の科学観測ペイロードとなります。
 上空100 kmへの到達を目標とする同ロケットで、高度およそ40 kmのロケットエンジン燃焼終了後から最高高度地点の到達、そして下降し太平洋への着水までの間で、Momo2ロケットテレメータにより通信可能な時間帯に音波の計測を行います。初回の実験としては、成層圏上部での観測ができれば成功です。装置は、メイン・サブの超低周波音マイク2台とブザー1台で構成されており、15秒おきにブザー音を発生させ希薄大気中で音が聞こえなくなっていく様子を計測します。地上では「音玉」(号砲花火)と呼ばれる打揚花火を用いてロケット打上前と打上後に音波源を人工的に生成し、高層大気中まで音波が伝達しているか減衰率は予想される通りであるか等、観測ロケットでしかできない実験を試みます。
 地上10ヶ所以上にもインフラサウンドや可聴音の観測装置を配置し、防災に向けたインフラサウンド研究を加速するための同時観測を行います。2018年6月30日以降の打上が予定されています。Momo2ロケット打ち上げに関する詳細は、IST社のページをご覧ください。