流星のリモートセンシング

img01 img02
 私たちの研究室では、卒業研究や修士論文の一環として流星観測装置の開発を行ってきました。研究室の発足当時からの活動として脈々と引き継がれてきた流星電波干渉計は学生自作のハードウェア(受信機回路)と自動観測用ソフトウェアで動作しており、パッシブ・レーダーとも言えます。高感度カメラは流星の発光を、インフラサウンドセンサーは流星からの衝撃波音を捉えます。光、電波、音波の3種類の観測装置を用いて研究を行っています。
 国内の流星電波観測では、50 MHz帯のアマチュア無線波が主に使われており、本学では福井県立大学アマチュア流星電波観測研究会からの送信波を観測しています(これまでにも福井高専無線研究会の送信波を長らく受信し装置開発や観測を進めてきました)。光学(ビデオ)流星観測としては、SonotaCoネットワークというインターネット上の観測者の集まりがあり、日々の夜間観測が継続されています。本学では隕石クラスの大火球の場合、インフラサウンド観測と比較することもできます。