研究内容
岩下研究室では光通信技術を用いて高速の信号を効率的に転送する研究を進めています。
研究にはネットワーク制御技術との連携が重要でどのような連携があるかを考慮しながら研究を進めます。
また、光通信で開発した技術を光センサーに応用することも進めています
研究概要
- ネットワーク
インターネットによる動画やスマートフォン利用者増加によりネットワークは混雑してきています。
これに応えるため光ファイバによる大容量ネットワークを低消費電力で構築する研究を行っています。
光ファイバは髪の毛ほどの細いガラスでできていますが、極めて透明で、多くの情報を色の異なる光にのせて一度に送ることができます。
インターネットでは不可欠な光通信と信号処理技術を融合した新しい光通信の研究をしています
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一本の光ファイバに格段に多くの情報を送ることを可能にし、
もっと使いやすくなるようにしパソコンなどに直接つなぐことができるようにします。
- 光ファイバセンサネットワーク

光ファイバは温度や圧力などでその特性が変化するためその特性を利用して様々な場所での測定が可能になります
光ファイバの非線形性、光の干渉性を利用して広範囲のセンサー技術および詳細な変化などに利用します
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- ユビキタスネットワーク
将来のユビキタス情報化社会ではいつでも、どこでも、誰とでも通信ができるネットワークが期待されています。
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人体を通信媒体とすることにより接触した相手だけにデータを送るなどセキュアな通信の実現を目指しています
- 自由空間光通信
空間光変調タグシステム
レーザ光の指向性を利用して電波での通信距離を超える
長距離に配置した端末から情報を読み取るシステムの研究をしています
光マイクロセル無線通信
高速大容量通信や高い情報秘匿性(狙った場所だけに情報を伝える)
といった優れた特性を持つ光無線通信の研究をしています

光マイクロセル無線通信
- 光の波長を操る
通常は単色で発光するレーザ光に制御をかけることで様々な波長の光を自由に出力できます
プリズムや回折格子で光が波長毎に分光される現象を利用します
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- 光の渦を作る
渦を巻きながら、螺旋状に進行するレーザ光を作り、光通信・光計測に役立てます。

研究成果